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優しい木目のある器は、食にぴったりな健やかな印象を受けます。木の長い生命力を目で感じられ、手に優しく馴染む質感はご飯や汁物のぬくもりをじっくりと感じ取れるようです。
さて江戸の末期、天保元年(1830年)に紀州漆器の専門店として創業した【角田清兵衛商店】ですが、大正七年に起こった米騒動により店舗と自宅共に放火されてしまいました。その時貴重な書籍や文献は火災によって失われたそうです。
それでも伝統や文化を守り続け、現代に引き継いできたその器にも生命力を感じずにはいられませんね。
食洗機が使え、シンプルで現代の食卓に優しく馴染む「お椀」は和洋どちらにも使えるから毎日の食卓にぜひ。
“大切な定番”とじっくり暮らす、これが生活において一番重要なことなのかもしれませんね。