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山中漆器の伝統に“新しい曲線”をプラスした「8種の汁椀」。

石川県の山中漆器の伝統を受け継いでいる【我戸幹男商店】が造る「汁椀」。目を惹かれるその独特のフォルムは、現代の食卓に個性と伝統を美しく添えてくれます。

お椀と聞くと、丸く緩やかなフォルムが一般的。代わり映えしない食卓風景を今風なモダンムードに変えたいな、と思ったらこちらがお勧め。

一度見たら忘れられない【我戸幹男商店(がとみきお商店)】の汁椀のそのフォルムはまるでオブジェのよう。ですがその形は使いやすさも加味されているから、毎日使いたくなる汁椀8種。ぜひ心を動かす食器を日々の生活に注入してみてくださいね。

ー我戸幹男商店ー

【我戸幹男商店(がとみきお商店)】は、明治41年(1908年)ろくろの町、山中温泉にて我戸木工所として創業。

その木地師の意思を受け継ぎ、天然の素材が生み出す美しい木目、木地師一つ一つ丁寧に挽き上げた木地の完成度を重んじ、決して隠すこと無く豪快に木目を見せます。

それは、裏を返せばごまかしが利かないことを意味し、素材、木地の精度、透明感のある拭漆、全てが完璧になってこそ成り立ちます。

我戸幹男商店では伝統的な山中漆器の高い技術を活かした実用性、和の美意識に基づいた高い芸術性を追求し、長く愛される漆器作りを心掛けています。

2種類のかたち

「汁椀」は2種類の形からお選びいただけます。
どちらも日本の食文化を紡いできた椀。なのでその形には古来から受け継がれてきた思いが込められています。

●富士
富士山の形を表し、無事や不死を意味し、末広がりの形状から子孫繁栄や商売繁盛を象徴。

●瓢(ヒサコ)
ひょうたんの形を表し、古来薬入れなどに用いられたことから、無病(六瓢)息災ともいわれ、招福と健康を象徴。

サイズは2種類共φ115×74mmです。

味わいの異なる、4色

さらに4色からお選びいただけます。

◆プレーン
ケヤキの柔らかい木目が表現されている、自然体の色。

◆拭漆(ふきうるし)
木材の素地を研磨剤で磨き、生漆を摺り込み吸い込ませては拭き取るという作業を何度も繰り返して仕上げる技法。木の肌合いや木目の美しさを見せるとともに、器胎を漆の皮膜で丈夫にすることができます。木目を透けさせる美しいツヤも特徴。

◆レッド
赤みを帯びた色合いが上品で、落ち着きさとカジュアルさが融合。

◆ブラック
真っ黒ではなく、木目が謙虚に浮かび上がるシックで大人な風合いが素敵。

素材は「拭漆」は漆の質感でツルツル。それ以外は手馴染みの良いサラサラな触り心地です。
ダイニングテーブルとの組み合わせやご家族で色違いで揃えても統一感がでてオシャレですよね。

注意事項

天然木を使用している為、同じカラーでも木目、節、色ムラなど、全く同じ器はございません。なので画像の商品と同じような器が手元に届くとは限りませんので、何卒ご了承くださいませ。

世界に1つの自分だけの器として、お楽しみいただければと思います。

いつもの食卓に華やぎを

個性的なデザインで飾っておきたいくらいの器ですが、もちろんいつもの食卓に卒なく馴染むのが「汁椀」。

特徴的なフォルムでも柔らかい存在感、そして天然木の優しい風合いで普段日から、特別な日まで食卓を静かに華やがせてくれます。

持ちやすさ、使いやすさ、そして美しさも

デザイン性のある2種類ですが持ちやすいのも嬉しいポイント。

2種類とも高台が高く細いので、テーブルから簡単に片手で掬いあげることができます。
くびれがあることで持ちやすく、重心が下の方に置かれているので、倒れにくい設計になっています。

また、お椀を持っている際も見惚れる美しいフォルム。食している本人はもちろん、その周りの方の美意識も上げてくれる器です。

他の食器とも相性良く、洋食にも

和・洋・中とさまざまなお料理が並ぶ現代の食卓にもマッチするこの「汁椀」。

スープやシチュー、サラダなどを盛り付けても木の風合いで柔らかく馴染みますね。木のカトラリーと合わせれば口当たりも良く、より木の質感を感じられそう。

他の柄物の陶器や漆器とも相性がいいから、テーブルコーディネートも楽しめますね♪

デザートもセンス良く

杏仁豆腐やわらび餅、おしるこやかき氷。アイスクリームにコーヒーをかけるアフォガードなどお茶菓子やデザートを添えてもGOOD。

お友達のお宅にお招きされた際にこんなセンスある器でおもてなしをしてくれたら、お友達に尊敬の眼差しを向けちゃいそう♪

ぜひ、上から眺めて


木地の完成度が生み出している、豊かな佇まいを大切にしている「汁椀」は上から見た時にもうっとりするほど。

器に食材を盛る時から、ごちそうさま〜!までその山中漆器の美しさに惚れ惚れし、その有難さを静かに実感させてくれます。

お手入れ方法

使用後はできるだけ早く柔らかいスポンジを用いて台所用洗剤 (中性) で洗い、柔らかい布で水気をぬぐい、かわいた布で拭いておきますと長持ちします。

たわしやみがき粉、食器洗い乾燥機等は使わず、柔らかいスポンジで優しく洗ってあげてくださいね。

※ 新しい漆器の匂いが気になる場合は、風通しのよいところに数日間置くか、2〜3回温水で湯通しをしたり、薄めた酢で軽く拭いたりしていただくと効果的です。

飾り置きしたい、芸術的フォルム

使い終わった後は食器棚にしまい込むのは勿体ないほど。
食器棚でも手前に置いてよく見える位置、キッチンボードの上の飾り棚など“魅せる器”としても成り立つのが「汁椀」。

伝統工芸品として、堂々と飾れる器はやっぱり自慢のアイテム。
毎日使うほど愛着と自信が湧いてくるお椀です。

上質な小箱で、プレゼントにも

飾り置きしたくなるルックスと、使いやすい器はプレゼントにもお勧め。

丁寧に開けたくなる上質な小箱で、大切な方への気持ちもしっかりと伝わります。ぜひお誕生日、結婚祝いや新築祝いなどに。

最後までご覧いただきありがとうございます。

【我戸幹男商店】は1908年、我戸木工所として創業され初代は木地師、二代目は漆器の販売を始め、三代目は漆器の企画と販売を本格化。
そして現在、社長を務める四代目は新たな販路開拓のために、外部のデザイナーを起用するなどして、デザイン面を重視した商品企画に力を入れているんだそう。

木地屋として創業した同社だからこそ木地への探究心も深く、山中漆器の伝統と素材の美しさが宿るものづくりを今現在も追い続けています。

一度見たら記憶に残る今回ご紹介の「汁椀」は、そのモダンなデザイン性で、和食だけでなく洋食、デザートまで奥行のある深い味わいを食卓に残してくれます。

また古来から受け継がれてきた形(富士と瓢箪)が使う度に幸福を運んできてくれるから、毎日使い続けることに意味がありその時間に感謝の想いが湧き出てきそうですよね。

自然がつくったアートのような木目、職人さんの丁寧な手仕事、デザイナーさんの想いなど一つずつの工程に丁寧に向き合える器を、ぜひご自宅で実感してみてくださいね。