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兵山窯(ひょうざんがま)の歴史は古く、四代目・与左衛門が、織田信長に器を献上した際に、その技術が讃えられ製陶を認可する朱印状と「羽柴」の姓を授かったという伝統のある窯元です。
以来、現在の当主羽柴兵衛に至るまで、食を豊かに生活を楽しくする、気取らない普段着の器をと日々陶魂を燃やし努力されております。
このように、和食器にはそれぞれ歴史があり今現在に引き継がれている事象はロマンを感じずにはいられません。
もちろん、それらをただ使うのも良いのですが、一度立ち止まって、視覚、手触りや質感、その想いまで感じとると、いつもの風景が静かに変わっていくようですよね。
今回ご紹介した「コーヒー椀と丸皿」も、手に持った時に“大切な器”として私の中に落とし込まれました。「錆かいらぎ」の自然に映し出せれた自由な模様、「しのぎ」の手が加えられたからこそ温かみを感じる模様。
どちらも素敵です。ぜひ、セットで並べて眺めてみてくださいね。