arrow2_down

この「スツール」が使われる理由。

北欧モダンを代表するフィンランドのインテリアブランド、Artek。そのブランドを象徴する、誰もが一度は目にしたことのある、シンプルながら唯一無二のスツールの魅力をご紹介します。

よくある形状のスツールに見えますが、その“よくある形状のスツール”たちに多くの影響を与えた作品と言っても過言ではありません。

誕生以来80年以上経った今も愛され、使い続けられている美しいフィンランド発のスツールは、今日までに製造された数はなんと800万脚以上。それほど絶大的な人気と信頼のある、著名なスツールの魅力を再確認していきましょう。

今回、ご紹介するのはこの2色。
どちらも柔らかい印象で何個あっても重くなりません。色違いで並べても空間に馴染む優しい色合いが特徴。

■バーチ
北欧テイストにピッタリな白色に近い淡い木目が印象的。柔らかく、爽やかな印象で部屋をパッと明るく演出してくれますね。

■ハニー
ナチュラルな色味ながら、どこかヴィンテージ感が漂い味わいのある木色。空間に馴染みつつ上品なツヤが魅力。

デザインは、3本脚の「スツール60」と4本脚の「スツールE60」の2種類がございます。

●スツール60
シンプルで美しく、デザイナー、アルヴァ・アアルトの美学が宿っているデザインの3本脚。

●スツールE60
よりしっかりとした安定性のある4本脚は、座り心地もよく小さなお子さまが座っても安心のスツールです。

みんなが集まったとき用に。

シンプルなデザインと天然木を使った素材感でどんなインテリアとも◎。
アイデア次第で様々な場所と用途に使えるんです。

まずは、ダイニングチェアとして。
来客時に簡易的な椅子としての役割にぴったり。パーティーなどの催し事にペットボトルや高さのある物を置く時など、テーブルの横にちょっと置けるスペースがあると便利ですよね。

名品の上に置けば、なんでも名作に。

オブジェやグリーンを引き立てる飾り台としても。
飾り気がなく、何にでもどこにでも馴染むスツールは部屋の一角にすぐに馴染んでくれます。

お気に入りのアートや写真、季節のお花やオブジェを気負いなく、でもオシャレに魅せてくれます。

広い座面で座り心地もGOOD。

こちらのスツールは、座面が約35cmと広く取られているので、スツールなのに座りやすいのも特徴。
また、下にまっすぐに落ちる脚なので人が集まるダイニングシーンでも自分の足をぶつけることなく、スムーズな動線が叶います。

ちょうどいい広さの、サイドテーブル

広い座面は座ることだけでなく、サイドテーブルとしても十分な役割を果たしてくれます。
コーヒーとケーキ、そしてグリーンと安らぎのひと息に最適。
テーブルではサイズを取るし、とは言えサイドテーブルでは小さい…そんな悩みをこのスツールが解決してくれるんですね。

スタッキングで省スペースに

フィンランドでは自宅用だけでなくパブリックシーンでも重宝されるこのスツール。例えば、オフィスのミーティングルームや、ギャラリーなど。
なので、使わない時は省スペースに収めたいはず。

必要な時に必要な数の席を用意したい、そんな様々なシーンにも対応できるよう、スタッキングも可能なんです。

3本脚は約10脚、4本脚は約6脚までスタッキングすることが可能です。また、3本脚と4本脚を混ぜてスタッキングすることは基本的に推奨しておりませんが、重ねる場合は3脚ほどに留めておくことをオススメします。

無垢の木を曲げる世界で唯一の技法「アアルトレッグ」

脚部は、フィンランド産のバーチ無垢材を、特殊な技術で曲げただけのシンプルな構造で、無駄な金具を使わない素材感を活かした造りになっています。

この「L-レッグ」と呼ばれる柔らかな曲線を描く技法は、積層合板を成形しそれを曲げることで強い強度と独特の質感を生みだしました。

柔らかく曲げられた曲面は、外観としての柔らかさも持ち合わせ、デザインの美しさにも大きく貢献しています。

エコな組み立て式

アアルトデザインの製品の多くは、お客様自身で組立てていただく仕様となっています。
ビスなどのパーツも全て同梱されておりますので、組立て説明書をよくご覧いただいて手順通り組立ててください。ドライバーのみで簡単に組立てることが可能です。

また、お客様自身で組み立てていただくことによって梱包をミニマムサイズにし、輸送にかかるCO2排出量削減に貢献しています。

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回ご紹介したスツールは、元々はアルヴァ・アアルト自身が設計したヴィープリ図書館で使うために作られたもの。たくさんの人々が座れ、本を読む時間を快適に座れるようにとデザインされたので、丈夫で快適なのはお墨付きです。

Artekの代表的な家具と言われるほどのスツールですが、ではArtek社(アルテック)とは、1935年に建築家のアルヴァ・アアルトをはじめとする4人の創業者が始めたフィンランドの家具メーカーです。
Artekとは、“Art(芸術)”と“Technology(技術)”の融合という意味で、「感性」と「機能性」を象徴しています。

フィンランド産の木材にこだわり、時を重ねることで美しさを増していくArtekの製品。機能性、耐久性、デザインが全て持続可能でどこにでも馴染む汎用性高いアイテムは、子から孫へと引き継がれていく万能家具。

ぜひ、名品を自宅に迎え入れてみてください。
長く使うほど、“劣化”ではなく“美化”されていく経年美化を楽しむ大人の余裕を敢えて味わう名品です。